とっても難しい心理的ストレスと東洋医療の役割について・・
医療の起源は，人類の歩みと共に始まったことを想像させますが，古い医療を具体的に知るてがかりはあまり残されていないことがわかります．
しかしながら・・
地球で人が生活する地域には，その地域の自然，文化，歴史に根差した医療が存在すると考えられています．
各地の医療の出会いや融合から体系的医療の出現，時代を超えた先人の影響などが発展につながったと推測できます．
このような伝承医学の興亡史の末端の一部に東洋医療が存在します・・
病気を人間との関りから全体的に捉え，トータルな人間観・治療観や長い経験の会得された有効性から，現代の心身（精神的／身体的健康度）のバランスや生命力（自然治癒力）の増進につなげる役割を担っているものと考えます．
東洋医療で検討する心身に関する心理的因子には，ストレスによって生じた不安，怒り，悲しみ，恐怖，喜びなどの精神状態があります．
これらの心理的因子は，身体の生物的過程（自律神経・内分泌系・免疫系）で発生する生理的な反応に大きな影響を与えると考えられています．
このような反応や変化を生理的ストレス状態と捉え，血液情報等による観察を行うことが可能な過程と考えます．
また・・
心理的ストレスでは生活領域や年齢層（個人の属性？）などの
保育園児のストレス 養護老人施設のストレス et.al
年齢層だけを対象とした・・定年退職者のストレスet.al
生活領域だけに特化された・・宇宙衛星環境とストレスet.al
地球上の日常生活領域や宇宙空間の生活領域など，あらゆる生活領域とすべての年齢層にとって見過ごすことができない問題などが報告されています．
そのため・・
心身の変調，仕事や家庭環境の変化におけるインパクトの大きさや反応に注目して心理的ストレスと判断していまそうですが．．
生活領域におけるインパクトの大きさや反応におけるストレスフル（脅かされる）な状況や，長期間，積極的な対処の場合には蓄積疲労の可能性が考えられます．
過酷な環境からの刺激（活動）における組織（細胞）の危機を知られる作用は（疲労感）となります．
ざっくりではありますが・・疲労感と疲労は異なることが知られています．
細胞の障害（疲労）にともないストレスホルモン（コルチゾール：ステロイドホルモン）が炎症の抑制，糖新生の促進，胃酸分泌の促進，胸腺の萎縮が知られています．
心理的ストレスには・・
環境からの刺激（ストレッサー）や反応（ストレス反応）における，個人の意味合いや傷つきやすさ（脆弱性）など，個人のさまざまな特徴に依存する個人の資源との相互関係の視点が大切となります．
また・・
他人が理解できない脅威や不安，敗北感，生きるための挑戦には，誰にも語ることのできない閉鎖的な心の声（胸の内：内的過程）も存在します．．
心理的ストレスには複雑な体質，遺伝（生理的・生物的）も大切なのですが・・
環境からの要求や客観的な事実だけを求めるものでもないことが分かります．．
環境（例：家庭環境・職場/学校環境・宇宙衛星環境）からの要求と個人の資源においての要求が個人の資源を上回った場合にのみ心理的ストレスが生じるとなるようです．
東洋医療的な未病ケアーによる心身（精神的／身体的健康度）の安定と生命力（自然治癒力）の賦活のささやかなお手伝が出来れば幸いです．
自然療法＆養生LAB 平田康朗
2025年09月22日 13:21
