自律神経と寒邪って?なにかな。。
寒さを感じる季節には,気温の変化を感知して体温を調節する反応が遅れがちになり,
皮膚の血管の収縮が遅れ冷たくなった血流が身体を循環し体温の低下を招くそうです.
また,体温の低下による生体機能の変化(軽度 核心温度の低下)から,もの忘れ気味,運動失調気味,口や舌,声帯など声を出すのに重要な役割を果たす部位の障害,エネルギー代謝の低下の可能性もあるようです.
そのような時・・
体温の問題や冷え性に対して自律神経のバランスが悪くなったと感じませんか.
(自律神経は交感神経と副交感神経の拮抗支配(バランス?)と考えられています.)
最近,働き過ぎ?多忙?疲労?などのストレスを感じませんか.
ストレスによる交感神経(優位)の高ぶりが気になり,
副交感神経(鎮静?)の働きが悪くなっているなぁと思ったり・・
“副交感神経の働きを良くして末梢血流の滞りを,解消しましょう“
・・といわれたことはありませんか?
ところが・・解消はむずかしいようです.
なぜならば,体温の調節に関わる皮膚の血管を調節する細動脈には交感神経
しか分布していないからです.基本的に交感神経の単独支配だからです.
「例えるならば」
交感神経A亢進(強い;実) > 副交感神経B低下(弱い;虚)の調整では目的と
効果がずれてしまっています.(悩ましいですね・・)
「例えるならば」
交感神経A亢進(実) > 高ぶる交感神経Aに対して抑制的(低下:恒常性的?)に働いてくれるB(副交感神経とはことなるB)や、低下の原因(寒邪)を探ってみませんか!は目的と効果の可能性に広がりが持てます.
このように寒気によりからだの体温調節を
邪魔(低下)する寒気は寒邪と考えます (東洋医療的な捉え方).
寒邪による体温調節の邪魔は・・
血脈系の病気の発症や万病のもとなどが考えられます.
さらに夏の疲れ(暑邪,湿邪)の合併症候がみられた場合には・・
健やかな日常や精神的/身体的健康度を脅かす負の誘導や
有害事象による影響の悪化の可能性も考えられます(東洋医療的な捉え方).
東洋医学のツボには輸穴という,たくさんのツボから選ばれしツボ(五輸穴+α)があります.(東洋医療的なとらえ方)
五輸穴にはA強い実(亢進) > 高ぶるAに対して常に抑制(恒常性?)的に働いてくれるBの低下の原因(寒邪;有害事象)を補ってくれるようなツボスイッチの存在が考えられています.(東洋医療的なとらえ方)
東洋医療(自然療法&養生LB)ではツボスイッチ(五輸穴+α)を見つける手段として脈診(六祖診)があると考えます.
不調に関する心身健康・未病ケア(施術)のお悩み,ご相談等,ございましたらお気軽にお問い合せください.
自然療法&養生LAB 平田康朗
2023年12月07日 12:27