養生って・・? 何だろう.
東洋医療の中心的な考え方に養生の意味が込められています.
養生の視点にはギリシャ医学(BC400~300頃 )のディアイタ(養生)と
呼ばれる予防医学的な側面の意味が含まれております.
ディアイタ(養生)には生活様式,暮らし方,食生活,飲食物,生活の場所などに
おける日常的な健康管理の解釈があるようです.
しかしながら,ダイエットの語源でもある,接頭辞ディア(貫いて)と
動詞イタオー(進む,歩む)には貫いて進む,貫き通すなどの意味が含まれます.
健康を維持・増進するためには努力を貫く姿勢といった感じのようです.
ディアイタ(養生)の知恵からBC400~300年代の世界に目を向けると
ギリシャ医学ではヒポクラテス全集,中国医学では黄帝内経などの医学書が現れ,
貴重な書物が誕生した時代でもあります.
養生の大切さ難しさの要点が確立されていたのでは?と想像が膨らみます.
その後,日本の江戸時代中期(正徳3年)養生訓(生活習慣の変容;保養)
日本らしさ?などが誕生します.
新たな時代の脅威や挑戦に対する要点も養生にあるように思えます・・・
●慢性的な生活習慣病,●急性的な感染症,●社会の脅威や挑戦(急性/慢性ストレス)
など,予防医学的な側面の難しさが約2400年以前より,すでに検討されていたのです.
個人差で蔓延る生活習慣病は,人類のライフサイクル(生活環)に深く浸透している問題では・・?と考えさせられます.
東洋医療では,数千年の歴史にみられる体験的,ディアイタ(養生),黄帝内経(養生鍼灸),保養(養生)など,国をまたいだ伝承医療と科学的要素を駆使した心身健康/未病ケアーにより,"見えない(未病)合併する病い“の早期解消のお手伝いをさせて頂いております.
自然療法&養生LAB 平田康朗
2023年11月25日 00:38