先人からの宿題?五臓に学ぶ!
東洋医学では,五臓(肝・心・脾・肺・腎)と精神(感情)/六腑を用いて精神(思考)を関連付けしています.また,目に見えない心の揺れ動く現象(生理状態)を気・血・水を用いてあらわすことがあります.(東洋医療的なとらえ方)
一見,なるほどとも思えるのですが・・課題も感じられます.
例えば,食に関わる味覚や嗅覚,消化管などの神経系の働きによって脳に伝えられるものは意識にのぼりやすい(調べやすい)とされています.
一方の食に関わる各臓器(仮定:五臓)などは内臓感覚が働いています.このような内臓の代謝系のシグナルは意識にのぼらない(調べにくい)とされています.
先人にとっても調べやすい群と調べにくい群を整理することで,歴史を通して難問?奇妙?といった課題を後世への宿題として示して下さっているように感じます.(東洋医療的なとらえ方)
あいのて(自然療法&養生LAB)では,先人からの宿題をそのままにせず,現代の複眼的な学びに照らし合わせて,五臓・気血水・脈診・ツボなどの東洋医学的な検査(五行チェック)‣施術法のVer.アップに取り組んでおります.
自然療法&養生LAB 平田康朗
2023年11月01日 00:21