体温調節から学ぶ養生のココロ。
ヒトは食べ物から
熱のエネルギーをつくり出しています.
熱エネルギーは深部温の維持 (衛気) や血液(営気)によって全身に運ばれていると考えます.(東洋医療の捉え方)
また,人のカラダは熱伝導の高い
水によって成り立っています.
カラダと環境間に生まれる温度差から
カラダの熱は内から外への移動が考えられます.
(気温の影響とは限りません)
熱(体温)は生命活動,酵素活動
神経の伝達速度,筋肉の収縮などに影響を与えています.
ところが・・
体温調節の専門器官や組織は存在しないようです.
体温の調節は多くのカラダのパーツ
で関わりが知られています.
そのため体温を調節するように働いているけれど・・
体温の調節を放棄して他の調節に加担してしまうことがあるようです.
また,一部の皮下脂肪には
断熱効果があると考えられています.
熱伝導の高い水に対して,筋肉の伝導率は70%
脂肪は30%で環境への熱の移動を防いで深部(コア)温の維持に働いています.
その一方で脂肪の蓄積・・
顔の皮下脂肪 筋内脂肪 内臓脂肪など
たるみ,萎縮,疾患の原因の可能性が考えられます.
東洋医療では専門器官や組織が存在しない
カラダや環境間における影響を予測するために
気・血・水や脈診のチェックを行っております.
また,骨格筋バランスのチェックを行い
脂肪の蓄積や筋肉の低下の影響なども予測していきます.
(表情筋や咀嚼筋なども含みます)
カラダ全体の状況を捉え
気になる個所へのアプローチを行うことが大切と考えています.
気になるご質問・ご相談がございましたらお気軽にご連絡ください.お待ちしております.
自然療法&養生Lab 平田
2023年09月06日 23:00